回転×スピード‼ ディグニクス80徹底解説‼
今回は「テナジーを超えるラバー」と呼ばれるディグニクスシリーズの中から,
スピードと回転のバランスに優れた「ディグニクス80」を紹介していきます。
値段も性能も最高峰‼
あなたをワンランク上にあげるラバーです‼
(https://www.butterfly.co.jp/products/detail/06050.html)
ディグニクス80の紹介
ディグニクス80の特徴はなんといってもそのバランスです。
速さと回転を両立したオールラウンダーな戦いができます。
基本性能
タイプ:ハイテンション裏ラバー
スポンジ:スプリングスポンジX
スピード:13.75
スピン:11.75
硬度:40
厚さ:特厚,厚
価格:オープン価格
テナジー80との徹底比較
数字だけ見てもわかりにくいと思うので実際使った感想を踏まえてテナジー80と比較しながら解説していきます。
比較表
比較表を見たらわかるように,スピード・回転・寿命すべてがテナジー80を上回っています。
スピードはスピード特化の「ディグニクス64」,回転は回転特化の「ディグニクス05」に及ばないものの,二つのいいところをバランスよく掛け合わせたような数字になっています。
バタフライのラバーの中でも最高クラスの回転とスピードを持っていることが上の表からわかります。
①ドライブ★★★★☆
はやい‼そしてかかる‼
まさに64と05のハイブリットといった感じです。
64ほどぶっ飛ばないものの,しっかりとスピードが出ます。
回転はバリバリかけれます‼
正直あまりディグニクス05との差は感じられませんでした。どちらかというと64より05よりなのかな?
テナジー80も高性能でバランスがいいのですが,なんでも卒なくこなすといった感じ。対しディグニクス80はなんでも最大限に発揮するといった印象です。完全にパワーアップ版ですね!
弧線はテナジーよりやや高め,ディグニクス05に比べるとやや低めです。
テナジー80に比べ硬度が上がっているものの打球感は意外と柔らかくしっかりボールをつかんでくれます。
切れている下回転に対してもしっかりと振りぬけば重く速いボールが打てます。
②引き合い★★★★★
かなりやりやすいです。
テナジー80に比べ反発力・硬度が上がっているので,相手のボールにより押し負けなくなりました。しっかりと回転もかかるので下がったところでも強力なボールを打ち返すことができます。
私としては的には一番引き合いがやりやすいラバーでした。
③ブロック★★★☆☆
飛ぶラバーですがブロックは問題なくできます。ただ,ブロックしたとき思ったより弾道が上に行ってオーバーすることがあったので,少しボールを抑えるイメージを持つといいかもしれません。
④カウンター★★★★★
かなりやりやすいです。ディグニクスシリーズ全般に言えるのですが,テナジーに比べしっかりとボールをつかみ,なおかつ相手のボールに押し負けないので安定してカウンターができます。
前陣で相手のボールを利用するカウンターも,少し下がってかけ返すカウンターもどちらも非常に安定しました。
④サーブレシーブ★★★☆☆
サーブは可もなく不可もなくといった感じです。
短いサーブはテナジーのほうが若干切れる感じはありますが,慣れれば問題なくかけられます。サーブが少し長くなりがちなので間隔をつかむまでは苦戦するかもしれません。
レシーブは若干浮きやすいです。ディグニクス64ほどではないですが,ストップしたときに思ったより弾んだという時があるので,意識して練習して早めに間隔をつかむ必要があります。
チキータは最高にやりやすいです。早いチキータよりも回転重視の安定型のチキータのほうが合っていると思います。対ぶち切れ下回転でも積極的に入れるチキータではなく攻めるチキータができます。
⑤ミート打ち
意外にミート打ちがやりやすいんです。
テナジーよりも回転に影響されず直線的なミート打ちが打ちやすいように感じました。
最近の前陣両ハンドの高速卓球では「みまパンチ」や「はりパンチ」のように前陣でのミート打ちカウンターがかなり重要視されているのでありがたいですね。
⑥寿命
ディグニクス全般に言えますが,圧倒的にテナジーより長いです。
テナジーは1か月ほど使っていると性能の劣化がかなり気になり始めますが,ディグニクスは2か月使ってもまだまだ現役です。
性能もアップして,寿命もかなり延びているのでテナジーよりも少し高いもののかなりコスパの高いラバーです。
フォアとバックどちらが向いている?
正直どちらも向いています。世界トップ選手でも両面ディグニクス80の選手も多くいます。
高いから両面なんか無理にきまってるだろおおおおおおお
というのであればどちらかというとバックのほうがおすすめです。
攻守のバランスが良く,小さなスイングで強力なボールを打つことができるのでブロックから反撃に移りやすいです。チキータが非常に打ちやすいのもいいですね‼
また,バランスがいいラバーなので決め球よりもラリー全体の質を上げるのに向いているので,フォアハンドで決めに行くときはもっと回転かスピードか特化した特徴が欲しくなるかもしれません。
まとめ
〇長所
1.超高いレベルの回転×スピードのバランス
2.前陣でも中陣でもせめて守れるオールラウンダー
3.安定したラリー力
4.コストパフォーマンスがめちゃめちゃ高い‼
〇短所
1.ストップやツッツキのような台上技術が慣れが必要
2.短いぶち切れのサーブが出しにくい
3.高い
以上を踏まえてディグニクス80が向いている選手は下のような選手です。
☐オールラウンダーに戦いたい
☐ずば抜けた長所がない
☐ラリー全体の質を上げたい
☐スピードドライブとループドライブの使い分けをする
☐攻めるだけでなく攻守のバランスをよくしたい
☐中陣からダイナミックに引き返したい
☐自分に合うラバーがわからない
☐性能のいいラバーを長く使いたい
☑もてたい
ディグニクス高い。安く買うには?
ディグニクス高いですよね、、、
公式ではオープン価格となっていますが,卓球ショップでは10000円くらいで販売されていることが多いようです。
素晴らしいラバーだけどなかなか手が出せない価格ですね、、、
そんなときはネットショップに頼りましょう‼
バタフライ(Butterfly) ディグニクス80 06050 RED (Men's、Lady's) 価格:7,837円 |
ディグニクスシリーズとは?
(https://www.butterfly.co.jp/products/detail/06040.html)
ディグニクスシリーズとは卓球メーカー「バタフライ」から発売されているラバーです。
テナジーシリーズに使用されている「スプリングスポンジ」をさらに進化させた「スプリングスポンジX」を使用しており,高い反発力とラバーへの食い込みを両立させたラバーです。
つまりめっちゃ飛ぶのにラバーにしっかり食い込むから回転もめちゃめちゃかかるラバーということですね‼
バタフライからの情報によると,今回使用されている「スプリングスポンジX」は従来のスプリングスポンジに比べ,食い込むときの変形のしやすさが14%,反発弾性が3%向上したとされています。
(引用:https://www.butterfly.co.jp/product/dignics/sponge.html,2020,4,12アクセス)
また,シートも改良されており摩擦耐久性が倍以上強化されています。
この摩擦耐久性とはラバーの寿命に直結しているもので,耐久性が高くなれば長くなるほどラバーの本来の性能を発揮できる期間が長くなります。
テナジー使用していて,
「あれ,この前変えたばっかりなのにもう引っかかりが悪いぞ?」
という経験はないでしょうか?
基本的に性能のいいラバーはボールがラバーによく食い込む=ゴムに負荷がかかるため,寿命が短くなりがちです。
ディグニクスは性能と寿命を両立させた,実はお財布にありがたいラバーなんです。
ぜひお試しください‼‼‼
以上,もんきちでしたー🐵